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はじめての野球ユニフォーム作り
〜スピリットをかたちにする〜

タイポグラフィ編



2010年4月9日(金曜日)
「小文字のないマーク書体」

 
マーク書体の中には、英語の小文字をもたないものがあります。基本的にすべての文字を大文字にするのです。もちろんどんな書体も人が作ったものですから、大文字のデザインから類推して、小文字を創作することもできます。ただし、もともとのマーク書体よりも手間暇がかかるので、プラス料金が発生する場合も出てきます。
 
 

2010年1月27日(水曜日)
「文字の高さはちがう」

 
文字の高さというのは、同じ書体でも、ひとつひとつちがっています。一般的には、丸みのある文字の方が若干大きく設計されています。たとえば「O」は「I」よりも若干高いことが多いです。丸みのある文字は、角がない分、占有面積が狭くなって、小さく見える傾向にあります。同じ高さの四角と円を並べて見ると、円の方が小さく見える(実際面積も小さい)という視覚効果と同じです。高さを若干持たせることで、この錯覚の溝を埋めようというわけです。野球ユニフォームの胸マークの場合、先頭に丸みのある文字が来たときは、角張った文字よりも若干大きめに作った方がかっこよくなります。
 
 

2009年4月8日(水曜日)
「ほどよい大きさで」

 
マークの大きさは、ほどよいことが大切です。特に意図した場合でないかぎりは、大きくもなく小さくもなく、というのがベストです。しかし「ほどよい」というのは案外と難しいもので、知識・経験が活きてきます。それでも迷うときもあって、そういう時は現物大で印刷してみてシャツやキャップに合わせてみます。けれど、紙と実際のマークではこれまた印象がちがうもので、ここでも知識・経験が必要になってきます。
 
 

2009年3月27日(金曜日)
「上でそろえる文字」

 
複数の文字が並んでいるとき、その配置のバランスは文字の上側でそろえるようにします。人間は文字の上側で見るからです。たとえば「HHA」とあった場合に、「H」と「H」の間は、「H」と「A」の間よりも広めにとると、3つの文字がバランスよく並んでいるように見えるということです。「A」はむかって左上(および右上)に空間があいていますので、「H」のそばによせても自動的に上側にスペースができます。たいして「H」と「H」は自動的に上側にスペースができません。単純に3つの文字を等間隔で並べてしまうと「HH」は詰まって見えて「HA」は離れて見えてしまうのです。このことはロゴマーク文字の配置にも影響してきますし、背ネーム文字の配置でも重要です。
 
 

2009年3月13日(金曜日)
「マークの大きさバランス」

 
胸マークや帽子マークというのは、最大限入れられる横幅や高さが決まっています。野球のマークは一般に力強い方がよいので、できるだけ大きく入れるのが基本です。しかし、それも時と場合によりけり。バランスが大事です。たとえば、帽子マークで横に広い文字・書体があるとしましょう。これを最大限の高さ(約5cm)で作ってしまうと、異常に大きく見えてしまいます。不恰好だと言ってもいいくらいです。この場合は、高さを1割2割落としてやること(高さ4cmほど)で、ちょうどよい見栄え、バランスになってきます。
 
 

2009年3月3日(火曜日)
「帽子マークの横幅」

 
帽子マークをめいいっぱい横に広く入れる場合、約12cmとなります。通常、野球の帽子マークはできあがったキャップ本体に刺繍等します。すでに立体的になっているため、ミシン枠等の制限が出てきて、マークの横幅にも限界が定まってきます。といっても約12cmも横幅があると、ずいぶん迫力あるマークに見えます。
 
 

2009年2月6日(金曜日)
「ジュニア用マークは小さめ」

 
ジュニア用ユニフォームの胸マーク、背番号、袖マークは、大人用の時よりも1割から2割程小さくします。大人と子供では体格がちがうので、ウェアの大きさがちがうのは当たり前ですが、それに連動してマークの大きさも変わってきます。
ちなみに大人用の小さいSサイズと一番大きい方のXOサイズとでは、ウェア本体の大きさが相当がちがっていますが(=大人と子供ぐらいちがうと言える)、マークは同じ大きさのものを取り付けます。基本的なルール上、マークの大きさは、サイズがちがっても同じチーム内では同一のものを付けるためです(大人/ジュニアの区別はOK)。プロ野球でもこれは同様で、よくよく見てみると、がたいの大きい選手のマークはやけに小さく見え、小柄な選手のマークはずいぶんと大きく見えます。
 
 

2008年6月23日(月曜日)
「マークのフチ幅はそれぞれ」

 
マークのフチ幅は、箇所によってそれぞれちがいます。胸マークは4mm前後、背番号(背中)は6mm前後、胸番号は4mm前後、帽子マークは3mm前後です。マーク箇所によってマークの大きさがちがいますので、文字や数字に負けないよう、それにあったフチ幅が採用されています。
 
 

2008年4月21日(月曜日)
「帽子マークの大きさ」

 
帽子マークの大きさは、おおむね縦55mm以内*横110mm以内におさめることが必要です。
帽子マークのデザインで縦に2〜3文字組み合わせることがありますが、やはり1文字の時と比べるといくぶん小さく見えます。また立体加工(ウレタン入り加工)にできない場合も出てきます。帽子マークをしっかり大きく見せたいときは、1文字にするか、横に2〜3文字並べるようなデザインにします。
帽子マークが横広のデザインの時(目安として縦1:横2以上)は、高さを40〜45mm前後にすることがあります。高さを制限いっぱいの55mmにしてしまうと、異常に大きなデザインに見えてしまうからです。
一般のカジュアル・キャップでは、ロゴマーク・帽子マークを小さめに入れていることがありますが、野球ユニフォームではあまり見かけません。もちろん見かけないだけで技術的には対応可能です。シャープ感を求めたいときは、小さめにしてみるのもよいかもしれません。

 
 
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